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アート転売しても作者に還元金 スタートバーンが1億円超の資金調達

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アート×ブロックチェーンを軸に事業を展開するスタートバーンはベンチャーキャピタルのUTECから1億円の資金調達を実施したことを発表した。

この資金調達により、3つの事業を展開する。

  • 文化・芸術品などの管理に特化したアート×ブロックチェーンネットワークの構築
  • アート×ブロックチェーンネットワークと連動する自社運営ウェブサービス「Startbahn BCM(仮称)」
  • ブロックチェーン×コーポレートの共同開発事業を開始

トップアーティストしかチャンスを掴めない市場が課題

アート市場は一握りのトップアーティストの作品だけが市場に流通しているのが現状で、大多数のアーティストは十分な知名度や収入を得るのが困難だった。

また、アート作品は「誰が購入したか」や「アーティストのキャリア」といった、作品の流通や作者のルーツにも価値がつく特殊な市場だ。転売されるたびに価値は変動していく。

そのため、ネット時代になってもアート市場は民主化が進まないことが課題だった。

アート×ブロックチェーンネットワークの構築

スタートバーンはこれらの課題をブロックチェーンで解決する。もともと、アートとブロックチェーンは相性が良いとされてきた。

正しくアート作品を流通させるためには、作品のタイトルやサイズ、制作年、作者情報、来歴情報、真贋情報といった情報が必要になるが、これらはブロックチェーン上管理することができる。

さらに、所有者もブロックチェーン上で管理できるため、転売にも適している。

スタートバーンはこれらの情報をギャラリーやオークション・ハウス、アート関連企業などが、営利非営利に関係なく共有管理できる環境『アート×ブロックチェーンネットワーク』の構築を目指す。

転売するたび作者に還元金が支払われる『Startbahn BCM』

これまでスタートバーンが開発・運営してきたアート専用SNS『startbahn.org』を大幅アップデートしたのが『Startbahn BCM(仮称)』だ。SNS機能に加えてユーザー同士でのオークション機能が利用できるのが特徴となる。

主なアップデート内容は前述のアート×ブロックチェーンネットワークを利用している点で、これにより作品が転売されるたびに作者に還元金が支払われることになる。

「作品が誰に買われたか」「作者がどのようなキャリアを積んだか」が作品の価値に反映されるアート業界において、アーティストが収入を得るための新たな手段となることが期待できる。

この記事の著者
久野太一
ライブドア、LINE、サイバーエージェントを経て福岡へ移住。福岡のベンチャー企業グッドラックスリーのブロックチェーン事業でICOのマーケティングとユーザーコミュニケーションを経験し現在フリー。
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