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ブロックチェーンの貿易エスクロープラットフォーム『SHC』提供開始 少額や新興国需要に対応

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ブロックチェーン企業のSTANDAGEは、貿易エスクロープラットフォーム『SHC』の提供開始したことを発表した。新興国向けや少額貿易などの課題をブロックチェーンによって解決し、新たな貿易機会の創出を目指す。

銀行や現金を介さない与信・貿易決済

SHCの最大の特徴は、ブロックチェーンとマルチシグネチャー技術を利用することで合意形成後の返金、分割送金、支払時期変更などの実取引において生じる不測の事態に対応できることだ。

買い手と売り手の間に第三者として決済を取り持つエスクローについては、ブロックチェーンの改ざん不可能性と透明性によって、サービス管理者であるSTANDAGE自身も不正が行えない仕組みとなっている。

ブロックチェーンがトラッキングするのは送金だけではない。発送などの物流情報も含めて、送金が完了するまでをブロックチェーンで一元管理で記録するため、既存の貿易フローと比較しても管理コストが削減される。

これらの特徴から、SHCはリスクが高い新興国貿易や少額貿易といった需要にも対応できる。さらに、ブロックチェーン技術と暗号資産を利用することで、銀行や現金を介さずに与信や貿易決済が完結する。

既存貿易の4つの課題をクリア

これまでの貿易では、新興国向け決済や少額決済を安全、迅速かつ安価に行うことが難しかった。SHCの技術ではそれらの課題をクリアし、4つのメリットを提供する。

  • 迅速で透明性の高い国際送金を実現
  • 安い送金手数料
  • 煩雑な貿易実務の簡略化
  • 売掛金の未回収リスクの軽減

SHCは今年4月からβ版の運用を開始しており、日本とナイジェリア間で実証実験を実施してきた。現在はアフリカの現地パートナー機関と共同で、SHCの実証と認知、普及活動に取り組んでいる。

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この記事の著者
久野太一
ライブドア、LINE、サイバーエージェントを経て福岡へ移住。福岡のベンチャー企業グッドラックスリーのブロックチェーン事業でICOのマーケティングとユーザーコミュニケーションを経験し現在フリー。
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