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伊藤忠、ブロックチェーンによる天然ゴムのトレーサビリティ実証実験に向け資本提携

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伊藤忠商事は持続可能な天然ゴムの取引を可能にするためのマーケットプラットフォームを運営するHEVEACONNECT社の第三者割当増資を引き受け、資本提携に合意したことを発表した。

伊藤忠はタイヤの生産を持続可能なものにするため、原料となる天然ゴムをのトレーサビリティをブロックチェーンで管理し、グローバル社会から求められる透明性に応える。

新たな天然ゴム売買プラットフォーム

シンガポールに拠点を置くHEVEACONNECT社は、世界有数の天然ゴム会社であるHalcyon Agri Corporation Limitedによって2018年8月に設立された、天然ゴム売買の新たなプラットフォーム企業だ。

ゴム売買の透明性が求められる昨今、同プラットフォームで売買される天然ゴムは、品質保証・環境・安全衛生等の1,200以上の項目で監査を受けHEVEAPROという独自の認証を取得した加工工場で製造されたものに限定されている。

また、オンラインでの天然ゴムの売買だけでなく、物流や保険などの取引に必要な機能を提供する予定だ。

天然ゴムを巡る環境問題への取り組み

天然ゴムは日々の生活に欠かせない天然資源の1つであり、主にタイやインドネシアなどの東南アジアで生産され、その約7割がタイヤに使用されている。

世界的なモータリゼーションが進む中、今後もその需要は伸びていくと言われている一方で、森林減少や地域住民の権利侵害といった課題も報告されており、環境や人権に配慮した事業活動を推進していくことが不可欠となっている。

しかし、ゴム生産者からタイヤメーカーへの納品までは多くの事業者が関わっており、天然ゴムの流通において、サプライチェーンの不透明性が課題となっている。

天然ゴムのサプライチェーンと実証実験

天然ゴムのサプライチェーンと本実証実験のイメージ

伊藤忠では、スマートフォンアプリを利用して受渡者間で取引内容の相互認証を行い、日時・位置情報等と合わせてブロックチェーン上に記録する取り組みを推進している。

これにより、天然ゴムが加工工場に至るまでの流通の透明化を図る。また、各事業者の協力を促すため、正しく記録された取引に応じて対価を支払う仕組みも整備する。

伊藤忠はこの取り組みによって、国連で採択された2030年の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成へ貢献する。

参照URL:https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2019/190201.html

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