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IBMがヘルスケア領域のブロックチェーンシステム開発へ 医療4社と連携

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IBMがヘルスケア領域のブロックチェーンエコシステムの構築に参入すると発表した。IBMと共に医療系企業のAetna、Anthem、Health Care Service Corporation、PNC Bankが共同で開発する。

ヘルスケアにおける安全性の高い情報共有の環境

ヘルスケア業界において、情報のデジタル化と共有は長らく課題として挙げられていたが、企業間の情報共有や相互運用性は実現することが難しい課題だった。

医療系企業はそれぞれが高いレベルの情報を保持し、運用してきた。しかし、自社のノウハウを他社へ提供することや、その逆についてはガイドライン策定や運用ルールなどの整備が必要でハードルが高かった。

こうした課題をクリアするソリューションとして、IBMが培ってきたブロックチェーンのノウハウでエコシステムを構築し、ヘルスケア領域のデジタル変革を推進する。

このプロジェクトではブロックチェーンを使用して、効率的な請求や支払い処理の促進、安全で摩擦のない医療情報交換を可能にすること、正確なプロバイダディレクトリを維持することなど、業界のさまざまな課題に取り組む。

共同開発する4つヘルスケア企業

Aetna(エトナ)

サービスに加入すると医者や専門家からヘルスケアのアドバイスなどを受けられる他、介護サービスも受けられる。

同社のネットワークには、2,210万人の医療会員、1,270万人の歯科会員、1,310万人の薬局給付管理サービス会員、1,200,000人の医療専門家、690,000人以上のプライマリケア医と専門家、そして5,700人以上の病院が含まれている。

ホームページ:https://www.aetna.com/

Anthem(アンセム)

アンセムはアメリカの健康保険企業。健康保険を受けられない人を支援するサービスを展開。2004年に同業のWellpointと合併したが、この時点ではアメリカ最大の保険会社となっていた。

ホームページ:https://www.anthem.com/

Health Care Service Corporation(ヘルスケアサービスコーポレーション)

アメリカで4番目に大きい保険会社。22000人以上の従業員、1500万人近い会員を抱えている。

ホームページ:https://www.hcsc.com/

PNC Bank

銀行および金融サービス企業。アメリカの銀行で8番目に資産が大きい銀行として知られる。19の州で2459支店と9051機のATMを展開するネットワークを持つ。

ホームページ:https://www.pnc.com/en/personal-banking.html

ブロックチェーンベンダーとして存在感増すIBM

IBMはエンタープライズ向けのブロックチェーン製品ベンダーとして着々と存在感を出している。

すでに商業化しているソリューションとして、食の安全を可視化する『IBM Food Trust』、世界貿易の『TradeLens』、金融貿易の『we.trade』、グローバル決済の『Global Wire』などがある。

これらはいずれもコンソーシアム型ブロックチェーンという技術を採用している。コンソーシアム型とは、信頼できる企業や団体だけが参加できるブロックチェーン。ネットワークに参加した企業や団体が互いにトランザクションを監視しあうことで安全を担保する。

メリットとして、ネットワーク参加者が限られているため、ビットコインのマイニングのように計算力を競争させてエネルギーを大量消費する必要がなくコスト減が見込める。

今回発表された医療分野ではコンソーシアム型が採用されているか明記されていない。

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この記事の著者
coin7編集部
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