HOME 新着ニュース ハードフォークしたコインをもらうために知っておきたいこと

ハードフォークしたコインをもらうために知っておきたいこと

このエントリーをはてなブックマークに追加

ビットコインを中心にして、活発に行われているハードフォーク。仕組みを知らずにTwitterのタイムラインだけ眺めていると、「タダでハードフォークコインがもらえた!ラッキー!」といった投稿を見かけることがあります。

タダで仮想通貨がもらえるなんて、なんて羨ましい話なんだ!いやいや、なんて怪しい話なんだ!と思いますよね。ハードフォークコインを得る事にはもちろんメリットもデメリットもありますし、リスクも心得ておきたいところです。

ハードフォークについて

ハードフォークとは?

そもそも、ハードフォークとは一言で表現すると「システムの仕様変更に伴うブロックチェーンの分岐で、仕様変更の前後で互換性のない状態のこと」をさします。逆に、仕様変更をした後でも、仕様変更前のブロックチェーンと互換性があるケースをソフトフォークと呼びます。

これだけだとわかりにくいのでもう少し説明します。様々なシステムに仕様変更があるように、ブロックチェーンにも仕様変更が発生する可能性があります。

ビットコインとビットコインキャッシュの場合

ビットコインの場合で考えてみます。ビットコインの抱えている課題としてスケーラビリティ問題が語られています。ここでは簡単に説明しますが、ビットコインは1ブロックに書き込めるトランザクションの数が決まっているので、送金のリクエストが多くなると送金に遅れが出る場合があります。いわゆる「送金詰まり」ですね。

これを解決するためには、1ブロックあたりのサイズを大きくする方法と、トランザクションのデータ容量を少なくする方法があります。

ビットコインを普通の企業が開発運用していれば、解決策は企業の判断に委ねられますが、ビットコインは分散型のシステムで中央(管理者)がありません。ですので、解決方法をめぐって「ブロックサイズを大きくする派」と「トランザクションデータ圧縮派」で意見が対立します。

そこで「ブロックサイズを大きくする派」がビットコインのブロックチェーンの仕様変更を行いました。これは仕様変更前後で互換性のない仕様変更、つまりハードフォークとなります。このハードフォークを経てビットコインキャッシュが誕生しました。

ビットコイン所有者はビットコインキャッシュをゲットできる?

この理屈だと、ハードフォーク以前にビットコインを所有していた人は、ハードフォーク後にはビットコインとビットコインキャッシュの2種類の通貨を所有していることになります。

実際、ビットフライヤーやコインチェック、Zaifといった日本の主要な取引所では、ユーザーが保有しているビットコインと同量のビットコインキャッシュを付与する対応を行いました。

ハードフォークコインは盛りだくさん

ここでは全て紹介しませんが、ビットコインキャッシュ以外にもビットコインからハードフォークしたコイン、これからハードフォークする予定のコインは盛りだくさんです。

ビットコインキャッシュのハードフォークは、今ほどハードフォークが乱立していない時期だったこともあり注目されました。注目されただけではなく多くの取引所で扱われたので、ビットコインの価格にも影響を与えました。

現在はハードフォークコインがたくさんあり過ぎて、ひとつひとつのコインが注目も集めることもありませんし、ビットコインの価格に影響があるものもほとんどありません。

ハードフォークコインを受け取るには

取引所のアナウンスを要チェック

それではハードフォークコインを受け取るにはどうしたら良いのでしょうか。それはズバリ、取引所の判断によります。無数のハードフォークコインが存在していますし、取引所からしてみれば、ひとつのコインに対応するための手間は重たいものだと推測されます。

もし、あなたが注目しているハードフォークコインがあるのなら、各取引所の公式アナウンスをチェックしてください。対応する取引所から、受け取るための手順や条件などが発信されるはずなので、それに従えばコインを受け取れるはずです。

Binanceは全てのハードフォークに対応予定

中国の大手取引所のBinance(バイナンス)では、公式Twitterが全てのハードフォークコインに対応すると発言しています。

とあるユーザーの質問に対してBinanceの公式Twitterは「私たちは全てのハードフォークコインに対応します」と返信しています。投資家たちにとっては大きなインパクトのあるニュースですが、Twitterでサラっと触れる程度でいいのでしょうか…。仮想通貨市場が黎明期であることを象徴していますね。公式がアナウンスしていてもちゃぶ台返しが起きる可能性はあるので、鵜呑みにしすぎないことをおすすめします。

詐欺や持ち逃げに注意

取引所が「ハードフォークに対応し、分岐後の新通貨を付与します」とアナウンスするとどうなるでしょうか?そうです。投資家は新通貨を付与してもらうために、取引所のウォレットに分岐前の通貨を保管することになります。すると当然、取引所は一時的に大量のコインを管理することになりますよね。逆に考えると、取引所がコインを持ち逃げすることもできるのです。

また、ビットコインのハードフォークとして「ビットコインプラチナム」が企画されましたが、これが実は詐欺コインで韓国の高校生がカラ売り目的ででっち上げたフェイクだった、と言う事件が起こっています。

取引所に大量のコインを預けるのは危険

コインチェックで大量のXEMが盗まれた事件は記憶に新しいですが、あの事件の教訓のひとつは「取引所のウォレットに大量のコインを預けるのは危険」だと言うことです。

ハードフォークコイン欲しさに大量のコインを預ける行為は、相応のリスクが付き物だと心得ておきたいですね。もちろん、ハードフォークコインを受け取ること自体がいけないことではありません。受け取る価値のあるコインだと自身で判断できることが重要です。

この記事の著者
久野太一
ライブドア、LINE、サイバーエージェントを経て福岡へ移住。福岡のベンチャー企業グッドラックスリーのブロックチェーン事業でICOのマーケティングとユーザーコミュニケーションを経験し現在フリー。
このエントリーをはてなブックマークに追加

取扱通貨500種以上!CoinExchangeのアカウント作成から購入方法までを徹底解説!

前の記事

ASBJが企業の仮想通貨の会計ルールを正式決定

次の記事

RELATED

関連記事