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有望なICOを発見するための5つの基本

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はじめに、ICOのコインを購入するということは投資としてハイリスクであるということを肝に銘じてください。ICOを取り巻く環境は日々、そして国によって目まぐるしく変わっています。

仮に、この記事で紹介した方法で有望なプロジェクトを発見したとしても、必ずリターンを得られる保証はどこにもありません。ICOも起業と同じで、優れたアイデアを実績あるメンバーで推進したとしても成功が約束されている訳ではありません。

ハイリスクであることを承知した上で、有望なICOを発見するための5つの基本をご紹介します。

ICOプロジェクトを見つける方法

プロジェクトがまとまっているリスティングサイト

2017年はICOが注目を浴びた年でした。コインテレグラフによると数百件ものプロジェクトがICOを行い、4,500億円を調達したそうです。2018年もこの勢いは続くと考えられます。

そんな乱立するICOのプロジェクトが整理されているのがICOリスティングサイトです。文字通りICOの銘柄がリスト化されているメディアですが、多くのプロジェクトはプロモーションのためにこれらのサイトに自分たちのICO情報を掲載しています。

使いやすいICOリスティングサイトは

このあたりで、COINJINJAは日本語対応しています。とはいえ、ホワイトペーパーが日本語対応しているICOプロジェクトは少ないため、結局英語での情報収集が必要になります。これらのサイトに載っている情報にはそれほど格差は無いと思うので、自分が見やすいサイトでプロジェクトを探せばいいでしょう。

ICOプロジェクトのニュースをチェック

ICOニュースをチェック

気になるプロジェクトが見つかったら、そのプロジェクトが有望か否かを調べていきます。全てのプロジェクトのホワイトペーパーを読み込んで、不明点についてはググって調べる、というのが最も投資の成功確率を高める方法ですが、前述の通りウン百もあるプロジェクト全てに労力を割けませんよね。

そこで、まずはICOリスティングサイトで気になるプロジェクトをピックアップしておいて、それらのプロジェクトが有望なのか、はたまたSCAM(詐欺)なのかを目の粗いザルで選別するのがおすすめです。

そのためには、プロジェクトがニュースになっているかを調べるのが手取り早いです。普通にググって調べる方法と、プロジェクトの公式ページで取材された主なメディアがまとめられている場合もあるのでチェックしてみてください。

ALIS公式ページ

ICOで4.3億円相当を調達したALISは公式ページで取り上げられたメディアをまとめている(ALIS公式ページより抜粋)

仮想通貨専門メディアの評価

最近は仮想通貨専門のメディアが増えています。各メディアが注目しているICOについて取材して取り上げている場合があるので、それらの記事をチェックして雰囲気を掴みましょう。

検索しても全く引っかからない場合もあります。むしろそういうプロジェクトの方が多いです。なにせ数百もプロジェクトがありますから、全部取材できるほどメディアも暇ではないのです。

逆に、詐欺の疑惑があるプロジェクトも記事になります。あなたが期待していたプロジェクトが詐欺だと判明しても落ち込まず、むしろラッキーだったと前向きに捉えてください。

大手メディアの評価

大手の新聞社、テックメディア、ビジネスメディアに取材されているプロジェクトもあります。この場合、マーケティングチームが優秀であると判断できます。いくらプロダクトが優秀であっても、広報活動をせずにいきなりTechCrunchがプロジェクトを記事にしてくれることはありません。プロダクトが優秀であることは前提として、プラスで熱心な広報活動を行わないと大手メディアに掲載されるのは難しいものです。

気をつけたいのは「○○に取材されました!」と公式ページでアピールしているものの、記事の内容がプロジェクトを褒めているものでは無いパターンです。また、プロジェクトがメディアに出稿しているPR記事の場合もあります。PR記事はプロモーションに有効な手段ですが、情報としてはあくまでも「プロジェクト側が言いたい事だけを書いている記事だ」と念頭に置きながら読むべきです。

ホワイトペーパーのチェックすべきポイント

ICOリスティングサイトでプロジェクトをピックアップして、メディア露出の精査もできたら、次はホワイトペーパーをチェックします。全文しっかりと読むのがもちろん良いのですが、プロジェクトの良し悪しが出やすいポイントが二つあります。

チームメンバー

ICOチームメンバー開発者

ほとんど全てのホワイトペーパーには、主要なチームメンバーが書かれています(逆に、メンバーが書かれていない場合は慎重になるべきです)。そのメンバーがプロジェクトを推進することに違和感は無いでしょうか。また、メンバーの実績はどのようなものでしょうか。メンバーのSNSリンクがあればチェックしてみてください。時折、実在の人物の名前を勝手に利用した詐欺サイトもあるので注意してください。

メンバーの他に「アドバイザー」の情報が記載されていれば、そこもチェックしましょう。アドバイザー選びはプロジェクトのセンスが問われます。

例えば、アドバイザーに著名人が起用されている場合があります。著名人が適切な情報発信をして認知の拡大に努めれば効果は絶大ですよね。逆に、著名人とプロジェクトの関連が薄ければ、逆にプロジェクトの方向性を混乱させかねません。

開発状況が明示されているか

ICO開発ロードマップ

いくら壮大なプロジェクトを掲げても、リリースできなければそれは詐欺コインと呼ばれてしまいます。そのために、投資する側も開発状況を把握しておくべきです。

ホワイトペーパーに大枠のマイルストーンが掲載されているかを確認しておいてください。ホワイトペーパーには開発状況の詳細まで書かないこともありますが、その場合は公式ブログやSNSなどで情報発信をしているかどうか確認しておきましょう。

もしあなたがプロジェクトに投資したら、それ以降はマイルストーン通りに開発が進んでいるかをチェックしておくのも重要です。

ユーザーコミュニケーションは健全か

ICOユーザーコミュニケーション

良いプロジェクトには良いコミュニティが育ちます。投資した、もしくは投資を検討しているプロジェクトのユーザーコミュニケーションをチェックしておきましょう。

ブログやTwitterの運営

ICOするということは、新しい仮想通貨を作ること。つまり、新しい経済圏を作る試みです。JPYには日本というコミュニティがあるように、ICOプロジェクトにも目指すコミュニティがあるはずですよね。

ブログやTwitterは仮想通貨のコミュニティを作る上で重要です。どんな理念があってどんな課題を解決したくて、そのために現在何をしているのかを語るツールになります。ホワイトペーパーよりも、ユーザーに近い立場からインタラクティブに発信されるものです。

注意して見ておきたいポイントは「透明性」です。開発状況をオープンに共有できているのか。理念や課題意識などの根源的な部分を発信できているのか。ホワイトペーパーの示した理想に対するプロジェクトの現状を素直に伝えているのか。

SlackやTelegramの運営

ブログやTwitterよりも距離が近いコミュニケーションツールがチャットです。プロジェクトメンバーもチャットルームにいますし、チャットに参加している人々の雰囲気も感じられます。

チャットルームの参加者はTwitterフォロワーよりもロイヤリティの高いユーザーです。プロジェクトメンバーがまともであれば、チャット参加者を増やすことを重要な指標においていると考えられます。チャットルームが建設的かつ活発にやりとりされているか、気をつけてチェックしてみましょう。

チャットの参加者にコミュニケーター的な立場の人がいるかもポイントです。コミュニケーターが自発的に(プロジェクトから報酬を受け取っている場合もありそうですが…)チャットコミュニケーションを盛り上げようとしているのなら、それだけそのプロジェクトが魅力的であるとも考えられます。

気をつけたいのは、Twitterのフォロワーとチャットの参加者が大きく乖離している場合です。Twitterのフォロワーが10万人なのに、チャットの参加者が50人だったりしたら怪しいです。Twitterのフォロワーは簡単に激安で購入できますので、見栄えを良くするためにフォロワーを買っているかもしれません。小手先のマーケティングをするプロジェクトは前述の「透明性」を軽視しています。

Twitterでの情報収集は優先度最下位で

有望なICOを発見するためのコツをご紹介してきましたが、Twitterでの情報収集についても触れておきます。日本の仮想通貨シーンはTwitterから広まっていると言ってもいいくらいに活発です。確かに、有益な情報と出会える場所であることは間違いありませんが、ICOに投資する判断材料としては不確かな情報が多すぎます。

自分の知らない銘柄を知るきっかけくらいにはなるかもしれませんが、情報を過信しすぎないでください。

もしインフルエンサーがTwitterで「○○というICOは買いだ!」と発言していても、慌てず騒がず、今回ご紹介した方法でご自身の頭で買うべきかどうかを判断するようにしましょう。

この記事の著者
久野太一
ライブドア、LINE、サイバーエージェントを経て福岡へ移住。福岡のベンチャー企業グッドラックスリーのブロックチェーン事業でICOのマーケティングとユーザーコミュニケーションを経験し現在フリー。
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ウータンクランの子、Young Dirty Bastardが仮想通貨ICOを検討中。

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