HOME COIN VeChain(ヴィチェーン/VET)のメインネット移行と今後の展望

VeChain(ヴィチェーン/VET)のメインネット移行と今後の展望

このエントリーをはてなブックマークに追加

今将来性が見込まれている通貨を聞かれたら、あなたはどの通貨の名前を挙げますか?

EOSやCentrality、IOTAなど、次世代の主要アルトコインの座を狙う通貨は多くあります。今回紹介するVeChain(ヴィチェーン/VET)もそのうちのひとつ。この記事ではVeChainの概要や特徴を踏まえ、メインネット移行と今後について掘り下げてお話をします。

VeChain(ヴィチェーン/VET)の概要

コインの名称/VeChain

ティッカー/VET

総発行量/867億枚

時価総額/約810億円

現在の総発行量/555億枚

※時価総額と総発行量については、2018年9月30日時点。

公式サイト:https://www.vechain.com/

VeChain(ヴィチェーン/VET)の特徴

VeChainは商品追跡をおこなうプラットフォームです。マーケットを通じて消費者の手元に渡った商品が、誰によって生産され、どのような経路で販売されたのか、これらをブロックチェーンに刻むことで、商品の追跡をおこなえます。

VeChainの商品追跡では、追跡したい商品にNFCチップ(電子マネー決済に代表される近距離無線通信の技術。Near Field Communicationの略)を埋め込み、そのデータをブロックチェーンによって管理することで追跡を可能にします。

VeChainが応用されているジャンルは、食料品や医薬品、農産物、お酒、高級ブランド品、自動車、IT機器、物流、政治など、非常に多岐にわたっています。このことからもわかるとおり、将来的に私たちの生活に大きくかかわっていくブロックチェーンプラットフォームとして期待が持たれています。

VeChain(ヴィチェーン/VET)のメインネット移行

VeChainはもともとイーサリアムブロックチェーン上で動くプロジェクトでした。2018年6月、VeChainはイーサリアムブロックチェーンからの独立を果たします。これをVeChainのメインネット移行と呼んでおり、このとき初めてVeChainはひとつの仮想通貨として価値を持つことになりました。

それまでVeChainはイーサリアムの規格に準拠したERC-20トークンという形をとっており、ティッカーも現在のVETではなく、VENでした。メインネット移行にともなって、VeChainはトークンスワップを実施。VEN1枚につき、VET100枚が配布されています。2018年6月30日以前と以後で発行枚数に関連する情報が違っているのはそのためです。

VeChain(ヴィチェーン/VET)の今後

メインネット移行後のVeChainには注目すべきニュースがいくつかあります。この項では「VeChainの今後」として、報じられたニュースを紹介していきます。

NTTドコモの5Gオープンパートナープログラムに参加

日本の携帯キャリア大手であるNTTドコモ。同社が主催する5Gオープンパートナープログラムに参加することが8月、VeChainから発表されました。

5Gオープンパートナープログラムとは、テクノロジーの検証やワークショップなどを通じて、5G(高速大容量の次世代通信技術)の活用の可能性を探る集まり。ここには、三菱UFJ銀行やソニー、朝日新聞、アステラス製薬、大阪府など、さまざまな分野から主要な企業・団体が集められました。これらの分野は、VeChainの実用化と関連性が深いものばかりです。

NTTドコモという、私たちの生活と密接なかかわりを持つ大手企業が、VeChainと協力していくという点からは、VeChainに期待される将来性を感じることができるでしょう。

中国の大手電気自動車メーカーがVeChainの技術を活用したプログラムを発表

VeChainは日本の企業だけでなく、中国の企業からも注目を集めています。

中国の大手電気自動車メーカーBYDは9月、メインネットのVeChainプラットフォームを活用する新たなプロジェクトを発表しました。これはカーボンバンキングソリューションと呼ばれるプロジェクトで、自動車に関するデータをブロックチェーン上に収集し、分析が可能な状態とするもの。それぞれのユーザーの運転実績や、CO2削減量の実際のデータを集め、地球規模でCO2削減を目指していくプロジェクトです。

このプロジェクトにデータ提供で協力したユーザーは、カーボンクレジットというトークンを受け取ることが可能。まさにVeChainやブロックチェーンに今後期待される技術を生かした取り組みと言えるでしょう。

中国大手の保険グループPICCと提携

中国の企業とVeChainの提携はこれだけにとどまりません。

9月、中国の保険会社PICC(People’s Insurance Company of China)は、VeChainとの提携を発表しました。この提携は、保険の契約における査定でVeChainの技術を活用するもの。ブロックチェーンを活用して作業効率化を図ることで、保険料の値下げを目指していきます。ブロックチェーンの活用は、保険関連の詐欺の防止や、透明性の向上にも一役買うと期待されています。

実はこのPICC、総資産額13兆円にも及ぶ世界屈指の保険会社。建物の保険、バイク保険、健康保険など、業務範囲は多岐にわたります。NTTドコモやBYDも含め、名だたる企業から注目されるVeChain。将来性を感じていただけるのではないでしょうか?

インフラ構築を進めるVeChain(ヴィチェーン/VET)

VeChainに対する国内市場の注目度は、主要通貨に比べると一段落ちる印象です。しかし、VeChainの技術は、リップルのように決済手段ではなくインフラとして社会の役に立っていくもの。メインネット移行を果たしたVeChainが、今後社会を変えていく可能性は決して低くないのかもしれません。

VeChain(ヴィチェーン/VET)のそのほかの記事

Vechain (VET/ヴィチェーン)の特徴や将来性を解説

メインネット移行したプロジェクトの記事

EOS(イオス)がメインネット移行 ERC20やテストネットとの違いは?

この記事の著者
結木千尋
ユウキチヒロ。名古屋在住のフリーライター・インタビュアー。 3度の飯よりサブカルチャー(音楽・映画など)が好き。 ここに書ききれないほどの趣味とこだわりがあります。 詳しくはこちらから↓
このエントリーをはてなブックマークに追加

カルダノ(ADA)の独自技術『プルータス』と『ウロボロス』とは?

前の記事

EOS(イオス)のコンセンサスアルゴリズム、DPoSとは?

次の記事

RELATED

関連記事