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LOL 開発者が逃走、価値が崩壊した仮想通貨

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Loan or Lease(以下LOL)はレンディングプラットフォームの仮想通貨です。

LOLコインの基本情報:

コインの名称 : LoanOrLease
ティッカー : LOL
総供給量 : 7,280,000LOL
Type : Proof of Stake

LOLコインのリンク集

Website: www.loanorlease.com (現在はサイトが削除されています)
Twitter: twitter.com/loanorlease (アカウントは削除されています)
Facebook: facebook.com/LoanOrLease/(ページは削除されています)
Discord: discord.gg/76AACjX (ページは削除されています)
GitHub: github.com/LoanOrLease/lol
Medium: medium.com/@loan_or_lease

2018年2月。LOLコインの開発が止まったことが知れてしまい、価格は急落。一瞬にして価値が96%減ということになってしまいました。投資家だけでなく開発ホルダーもLOL通貨の売却を行なったことがこのような大幅な価格の下落につながったと考えられています。

仮想通貨利用者の間で言われ続けていたリスク、開発者が開発をやめることで価値がなくなってしまうという実例をLOLコインの例を通じて紹介します。

期待されていたはずのLOLが開発停止

開発が止まってしまったコインはLOL。期待されていただけに、このような急落は投資家たちに大きなショックを与えました。

以下Twitterで話題になったツイートです。

この通貨はコンセプトから期待されていただけに、大量のコインを保有していた方もいらっしゃったようです。以前から言われていたリスクになりますが、期待されていたLOLが実際にそうなってしまうとは驚きです。

運営側の見解はどうなの?

LOL(LoanOrLease)の運営に携わっていて、コミニティを運営していたYuurinBee氏から公式発表がMediumの中で発表されました。今回の事の顛末は開発のトップであったCryptology氏がコインを持ち逃げしてしまったことが原因のようです。

以下運営側の発表になります。

皆様、こんにちは。

最近 LOL に起こった全ての出来事のを皆様に共有するのは、私の責務です。皆様の多くが 気づいていらっしゃるように、最近はアップデート・開発についての連絡を出来ておりません。

この 2 週間、そのような更新について見ていらっしゃらないでしょう。

なぜか?

非常に簡単ではありますが、LOL の設立者兼チーフ開発者である Cryptology はこの 2 週間 連絡を取れません。私たちは出来うるあらゆる方法で開発者への連絡を試みました。3 週間 前にその前 1 週間消えた後に数日間彼はオンラインで活動をしていましたが、その後姿を 消してしまったため、彼とのボイスチャットも行えませんでした。

どのような意味を持つでしょうか?

すぐに思いつくのは開発者が詐欺を行い、お金を持ち去っていったというものです。それ はもちろん有りうることですが、私たちはすぐにその結論を出すわけにはいきません。彼 の家族が病気になっていて、仕事においても難しい点を抱えていたことを私たちは彼から 聞いています。彼は人生の中でも非常につらい時期を過ごしていたのかもしれません…..も ちろん、ここでの懸念は彼がメッセージを送ってきていないこと、そして今どのような状 況かをシェアしていないことです。

それでは、何をすればいいでしょうか?

暗闇の中においていかれている今のような状況では、私が皆様に申し上げることのできる アドバイスはありません。もしかしたら間違っているのかもしれませんが、私が皆様に知 っていただきたいことは過去 4 か月間にわたって私たちは Cryptology とほぼ毎日ともに過 ごしていました。プロジェクトとコミュニティを共に 0 から始めてきました。私は開発者(私 の思っていた彼)を知れば知るほど、信頼できる人間であると思っていました。そのため、 私は個人的に彼を詐欺師や悪人にしたいと思っていません。また他のチームメンバーやコ ミュニティによる温かい支援を受け、もしかしたら我々は特別になっていくのではないか と感じていました。

このアップデートを書いている間、私は言葉を失っています。このプロジェクトが死に、チーフ開発者が去るという現実は私にとってもあまりにつらいものです。私とチームは、 開発者が戻ることを期待し、コミュニティへ残りプロジェクトを保ち続けます。開発者は LOL において調達した全ての資金・ブロックチェーンへの鍵を持っています。そのため、 私たちのできることはほとんどありませんが、私たちはコミュニティとするべきことにつ いて話し合うことが出来ます。

普段は良いニュースや良いアップデートを皆様にシェアしていたので、このようなメッセ ージを皆様にお伝えするのを心苦しく感じています。これらのことについて質問がある場 合、チームや私はプロジェクトを離れずにコミュニティにいますので、Discord, 他 SNS に てお伝えください。この状況を解決できないことを大変深くお詫び申し上げます。チーム と私はこのプロジェクトの成功のために、まだその力を発揮いたします。

近いうちに更に情報を含みアップデートを行いたいと思います。(運営側より

運営側としては完全にプロジェクトが失敗したという風に結論づけているわけではないようです。開発者一人に強い権力が発生していた点については大きなリスクが存在していたといえますが、それを容認できるほど信頼できていた人物ということでしょうか。

コミニティ自体は存続していくらしいので、開発者が何らかの経緯で戻ってくればまた価格が上昇する可能性を秘めていますが、完全に音信不通となると非常に厳しいかもしれません。

LOLは仮想通貨でお金の貸し借りを実現

LOLはそもそもどのようなコインだったのでしょうか。

仮想通貨のレンディングが可能に!?

LOLのコンセプトはプラットフォームを通して仮想通貨でお金の貸し借りをもっと自由に手軽に行おうというものです。仮想通貨のスマートコントラクトと言われる機能を使うことで、世界中の人とお金の貸し借りをできるようにする構想です。数ある草コインの中ではプロジェクト設計がしっかりしているという意見が上がっており、期待されていた銘柄でした。

レンディング系の仮想通貨はほかにもあるので参考までに下記に紹介しておきます。

・イーサレンド(ETHLend)

→すでにBinanceの上場も果たしており確実にプロジェクトが進んでいる通貨です。

以下公式の紹介動画になります。日本語の字幕があるので興味ある方は見てみて下さい。

ICOで特典があった!?

今回”詐欺”ということになってしまったコインですが、一つ面白いプロジェクトがICO時点で企画されていました。

先着100名でマスターノードを建てられる小型のコンピュータがセットでついてくる

というものです。

私自身これを見たときには、いつものICOとは違うという点で注目しました。最初はうまく集まっていなかったようですが、日本側の宣伝によって無事ICO中の特典が全て売り切れたそうです。

今までにないという点で非常に魅力的な案件ですが、今になってみてみるとお金を効率よく集める手段だったのかもしれません。この100名だけでおよそ1,000万円以上のお金を集めたことになります。

ICO案件の中ではあまり多くない金額かもしれませんが、一人が持って逃げるには十分に価値があるものになります。さらにもっていたコインを売却していたと考えると、かなりの金額のお金をCryptology氏がもっている計算になります。

他に開発が失敗したコインは?

今回はLOLが失敗しましたが、世の中には失敗した、詐欺であったコインが多数ありますのでその一例を紹介します。

ベイジコイン

ベイジコイン

日本にで開発されたコインになります。一時は140円ほどで取引されていましたが、その後、プロジェクトの見通しが悪くなり価格が急落。現在は取引の成立が困難な状態になっています。しかし、開発側が4億円ほど売ることができたようです。

無理なプロジェクトを掲げるとこのような結果になるので、事前リサーチの大切さを痛感しますね。

ディールコイン

ディールコイン

現在はホームページも閉鎖状態。完全に開発側とコンタクトがとれない状態になっています。ある時期を境に価格が大暴落したらしく、運営側が一気に売りに出た可能性があります。価格がある程度上昇したところで、もっているコインを一気に放出して逃げるというのは仮想通貨の詐欺の常套手段ですので、草コインに投資するときには注意が必要です。

他にも一般的に”死にコイン”といわれているコインも多くあるので、マイナーなコインに投資するときは注意が必要です。過剰な広告をされている場合は詐欺であることが多いので、HYPEといわれる案件には十分に注意しましょう。ついこの前まではノアコインが詐欺コインと言われていました。

ノアコイン

ノアコイン

日本で行われた過剰な広告によって多くの人たちの期待を煽りましたが、専門家等の調査で先見性に欠けるプロジェクトであるということが確認されました。

「買えば必ず億万長者になれます」等の売り文句で投資家を煽っていました。

結果として、日本の販売所が独断で過剰な広告をしていたという形で収まったらしいです。

しかし、詐欺といわれているコインの中にもADAのように大幅な価格上昇を見せたコインもありますので、一概に価値のないコインというこいとはできないですが、怪しいという点では疑っていくべきであると思います。

まとめ

今回のLOLの件で、仮想通貨投資のリスクについて改めて認識できたと思います。期待されていた案件だけに非常に残念ではありますが、法整備等の規制がまだゆるい仮想通貨ではこのような事案はこれからも起こりうるということがわかります。

規制が強まり投資家の利益が保護される動きが世界中で出てくるにつれて、このような事案も少なくなっていくと思います。それまではハイリスクということを鑑みて投資しなければなりません。

有名な通貨であればある程度の信用がありますが、草コインに投資して大きなリターンを狙いたい場合は少ない情報からコインの価値や信用を見極める情報収集力が求められます。健全な発展をとげるであろうコインをどう判断していくかが、これから私たちに求められているように感じます。

この記事の著者
RAVA
国際系大学に通いながら、空いている時間を使って仮想通貨投資へとチャレンジ。ボラティリティの高さを経験し、この業界の未来へ興味を持ち始め、現在ライターとして、幅広い知識をインプット、アウトプットできるように努めています。
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