HOME コイン情報 カルダノ(ADA)の独自技術『プルータス』と『ウロボロス』とは?

カルダノ(ADA)の独自技術『プルータス』と『ウロボロス』とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

Cardanoは2016年10月に取引が開始されたアルトコインで、2018年9月現在の時価総額はランキング9位。主要なアルトコインのひとつとして世界的によく知られているので、日本においても知らない人は少ないでしょう。

この記事ではCardanoの特徴と技術、特にPlutus(プルータス)とOuroboros(ウロボロス)について解説します。

Cardano(カルダノエイダコイン/ADA)の概要

コインの名称/Cardano(カルダノエイダコイン)
ティッカー/ADA
総発行量/450億枚
時価総額/2,670億円
現在の発行量/331億枚

※時価総額、現在の発行量については、2018年9月26日時点の情報。

Cardano公式サイト:https://www.cardano.org/

Cardano(カルダノエイダコイン/ADA)の特徴

Cardanoはもともとオンラインカジノを扱うプラットフォームの名称で、そのプラットフォーム内で発行されたトークンをCardano(カルダノエイダコイン)と呼んでいます。これまでのオンラインカジノでは胴元に人を介するせいで、さまざまな不都合がありました。もっとも大きなものが胴元による勝敗のコントロールといった不正の問題です。

Cardanoは非中央集権であるブロックチェーンを利用することで、この問題を解決しようとしています。同じような挑戦をしている仮想通貨にはAugur(オーガー/REP)などもあり、このことからはオンラインカジノというジャンルにおいて、ブロックチェーンが注目されていることがわかります。

Cardano独自のスマートコントラクトPlutus(プルータス)について

Cardanoの特徴としてよく挙げられるのは、スマートコントラクト『Plutus』の存在です。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上の取引に契約情報を載せられる機能のこと。ブロックチェーンの取引では、金額のやりとりは台帳に記録されますが、支払った金額によって得た対価などの情報は記録されません。一方で、スマートコントラクトを利用したブロックチェーン取引では、支払った金額によって得た対価の情報も記録される仕様となっています。これによってどのようなことが可能なのでしょうか。自動販売機を例にとって見ていきましょう。

私たちは自動販売機でジュースを買うとき、コイン投入口にお金(ここでは150円とします)を入れます。このとき、ブロックチェーンでは150円が自動販売機に投入された情報は記録されていますが、実際にジュースが提供されたかは記録されていません。もしも自動販売機が故障していてジュースが出てこなかったとしても、その取引については担保されていないのがブロックチェーンの取引なのです。
しかしスマートコントラクトでは、150円によってジュースを提供する契約を結んだという情報まで記録されます。これによって万が一ジュースが出てこなかったとしても契約不履行の証明が可能なのです。

仮想通貨の知識がある人にとっては「スマートコントラクト=イーサリアム」のイメージを持っている人も少なくないでしょう。実はCardanoに実装されているスマートコントラクト「Plutus」はCardano独自の技術です。Plutusではイーサリアムのスマートコントラクトよりも、複雑な契約を管理することが可能。複数の国をまたいで取引されるデジタル通貨に必要な各国の税金スキームや、コンプライアンスといった情報も盛り込むことができます。

Plutusはイーサリアムのスマートコントラクト以上のセキュリティ・機能性を目指して現在も開発されており、今後は個人情報も記録していくことが公式により発表されています。オンラインカジノという、より信頼性が問われるジャンルで使われる技術だからこそ、独自の技術として発展を目指すCardanoの姿勢がPlutusには込められています。

CardanoのコンセンサスアルゴリズムOuroboros(ウロボロス)について

CardanoにはOuroboros(ウロボロス)と呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズムが用いられています。Ouroborosの基となったのは、Proof of Stake(プルーフオブステーク/PoS)というコンセンサスアルゴリズムです。

PoSでは通貨の保有量に応じ、マイナーにマイニングの権限を与えます。PoSは、仕事量に応じて権限を与えるProof of Work(プルーフオブワーク/PoW)の問題をいくらか解決していますが、問題も少なからず指摘されており、現在ではさらにデメリットの少ないコンセンサスアルゴリズムも見られるようになってきました。

なぜCardanoはPoSを採用したのでしょうか。そこにはCardano開発陣の自信が見え隠れします。OuroborosではCardanoを所有している個人がマイナーの選出に投票で関わることが可能。投票によるマイナーの選出は、EOSで取り入れられているDPoSにも通ずる技術です。

開発陣はOuroborosにはさらに伸び代があると考えており、現在進行形でアップデートが重ねられています。Cardanoが時価総額ランキングで高い位置にランクし続ける理由には、このような技術力の高さがあるのかもしれません。

この記事の著者
結木千尋
ユウキチヒロ。名古屋在住のフリーライター・インタビュアー。 3度の飯よりサブカルチャー(音楽・映画など)が好き。 ここに書ききれないほどの趣味とこだわりがあります。 詳しくはこちらから↓
このエントリーをはてなブックマークに追加

Centrality(セントラリティ/CENNZ)の将来性、差別化とは

前の記事

VeChain(ヴィチェーン/VET)のメインネット移行と今後の展望

次の記事

RELATED

関連記事