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ブロックチェーン注目プロジェクトDecentralandとは?仮想の土地が2000万?!

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ブロックチェーンは、金融や保険、サプライチェーン管理、デジタルコンテンツなど様々な領域で活用されています。今回は数ある事例の中から、VRとブロックチェーンを組み合わせて仮想世界を構築する「Decentraland」というプロジェクトを紹介していきましょう。

VRとブロックチェーンを組み合わせた注目プロジェクト「Decentraland」とは?

Decentralandとは、VRとブロックチェーン技術を組み合わせて、オープンな仮想世界(メタバース)を作るプロジェクトです。

VRとは、コンピュータによって作り出される仮想空間をあたかも現実世界のように体験できる技術で、通常は「ヘッドマウントディスプレイ」と呼ばれるゴーグル型の端末を頭にかぶって使用します。

Decentralandは、イーサリアムブロックチェーンをベースとしたプロジェクトです。2017年に行われたICO(Initial Coin Offering)によって、約2,500万ドル(86,260ETH、当時のレート)の資金調達に成功しました。

Decentralandが目指している世界観に興味のある方は、公式チームが制作した動画を見ると良いでしょう。2000年代に流行した「セカンドライフ」というメタバースを知っている方は、それに近いものだと理解すると良いかもしれません。

過去のメタバースとDecentralandの決定的な違いは「資産性」

過去、オープンなメタバースを実現するプロジェクトは複数ありましたが、それらのプロジェクトと、ブロックチェーンの登場以降に立ち上がったメタバースプロジェクトの大きな違いは、メタバース内のモノに「資産性」が付与されることです。

ビットコインのような仮想通貨が成立していることからも明らかですが、ブロックチェーンは電子データに複製できないという性質(≒稀少性)を与えます。デジタル通貨が複製されては、通貨自体が成り立ちません。しかし、ブロックチェーンはそれぞれのデータに唯一性を与えているので、ビットコインのような通貨システムが成り立つのです。

したがって、ブロックチェーンにデータが記録されているDecentraland内のモノは、現実世界と同じ様に経済的な価値を持ち、取引できます。そして、その好例が次の章で紹介する仮想の土地「LAND」の取引です。

仮想の土地に2,000万円以上の値が付くことも!ビジネスの舞台は仮想世界へ?

Decentralandというメタバース自体は2019年10月時点で開発中であり、本格的にローンチされるまでにはもう少し時間がかかりそうです。しかし、Decentralandにおける仮想の土地「LAND」は既に取引が行われています。

そして、驚くべきことにLANDは、約2,300万円もの価格で取引されたことがあるのです(当時のレート換算)。一部のLANDの取引価格は、現実世界の不動産の価格とほとんど変わりません。

仮想世界でのビジネスが活発になる

将来的にDecentralandがローンチされると、メタバースの中でビジネスを行ったり、他の人とコミュニケーションしたりすることができるようになります。2019年現在、SNSやECサイト、掲示板などで行われているビジネスやコミュニケーションが、3Dの仮想世界で行われるようなイメージです。

Decentraland内で商業施設を建設したり、自分の家を建てたりできるようになるため、例えば、テーマパークを建設して入場料を得たり、ホームパーティを開いたりできるようになります。

VRとブロックチェーンは相性が良い

vr-blockchain

VRとブロックチェーン技術は相性が良いと言われています。VR端末は仮想空間へアクセスするための装置として機能し、ブロックチェーンはメタバース内のモノに価値(稀少性)を与えます。すると、LANDの事例のように、現実世界の取引と似た現象が起こるのです。

ブロックチェーンが登場する以前は、メタバース内のモノは単なる複製可能なデータに過ぎませんでした。しかし、ブロックチェーンの登場によって、メタバースはあたかも現実世界のような経済圏として成立するのです。

仮想空間が普及するのは時間の問題?

VRとブロックチェーンが相乗効果を発揮するかどうかに拘らず、メタバースという概念は徐々に普及していくかもしれません。VR端末は一般消費者へと着実に普及し始めています。

世界でもっとも売れているVR端末は「PlayStation VR」であり、2019年3月時点での販売台数は420万台と突破したと発表されました。また、Facebookは2019年9月に開催されたカンファレンス「OculusConnect」にて、「Horizon」というメタバースを発表し、2020年以降にローンチする予定です。VRという体験は広まりつつあります。

まとめ:メタバースという“もうひとつの世界”は注目すべきトレンド

今記事でも紹介したようにVRとブロックチェーンは相性の良い技術であり、Decentralandをはじめとしたメタバースは広がりを見せています。将来的にいくつものメタバースが存在するようになり、仮想世界の中で様々なビジネスが行われるようになるでしょう。

今後もDecentralandをはじめとして、メタバースを実現するプロジェクトからは目が離せません。

この記事の著者
REI
ブロックチェーン関連の記事を得意とするライター。暗号通貨やブロックチェーンが社会システムにどのような影響を与えるかに関心あり。
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